Green Blue Education

プロジェクト紹介 Project introduction

外来生物から堀の環境を守れ!

チーム名「兵庫県立篠山東雲高等学校」
◎学校名/団体名「兵庫県立篠山東雲高等学校 自然科学部 1,2年」
◎メンバー名 「田井 彰人/岩永悠里/平岡由翔/池田良要/浦井美緒」

城下町、ゲコゲコ戦記の幕開け

令和元年6月に、篠山城の堀の近くに住む住民から市役所に外来生物のウシガエルの鳴き声がうるさいという苦情が市役所にありました。そのことを知った私たちの先輩が地域の環境を守る活動として、堀のウシガエルなどの外来生物の駆除活動と生物調査を始めました。この活動は令和2年から現在までの4~9月に月に1回のペースで行っています。

城下町、ゲコゲコ戦記の幕開け

獲って、調べて、そして、喰らう。

外来生物の捕獲には、定置網ともんどりを使用し、捕獲の前日に堀に設置して当日引き上げて回収しました。外来生物については、学校に持ち帰り、種類と個体数、生物量を記録し、在来種については、その場で種類と個体数を記録し、元の場所に戻しました。令和2年から今年までに、外来生物を合計17,000個体以上、100kg以上を捕獲し駆除しました。
私たちは駆除した外来生物の活用方法も研究しています。ウシガエルは食用として持ち込まれた生き物なので食材として活用できます。ウシガエルの成体の足を唐揚げや焼き鳥風焼きガエルにして試食しました。アメリカザリガニは天ぷら、ブルーギルは塩焼きにして試食しました。どの種類も食材として活用できる可能性があることがわかりました。

それでも僕らは、網を入れる

6年間、外来生物の駆除活動を行ってきましたが、なかなか根絶させることができず、劇的な成果が出ていません。捕獲方法を検討するとともに地道な駆除活動を続けていくことが大切だと思いました。今後も、駆除活動を続け、外来生物のいない本来の生態系を取り戻すとともに、捕獲した外来生物の活用方法の研究をしていきたいと思っています。