プロジェクト紹介 Project introduction
アンチヒーローバンブー
- チーム名「東洋高等学校」
- ◎学校名/団体名「東洋高等学校3年」
◎メンバー名「鈴木一護」
社会の厄介者「竹害」を「アンチヒーロー」に
私の名前は鈴木一護と申します。
まず軽く自己紹介をさせていただきます。
名前は鈴木一護と言います。
現在高校三年生、二つの外部団体に所属、インターンさせていただいております。
では、これから本題へ入らせていただきます。
では一体何が悪役とされているのでしょう?
みなさんは竹害という言葉は知っていますか?
知らない方も多くいると思います。
竹害とは手入れする人がいなくなった竹が環境破壊を引き起こすことです。画像の通り、高齢化や過疎化などにより手入れをする人がいなくなった結果竹が成長していき、様々な被害を起こします。また、こちらの地図にある通り、日本の地方部にて竹林の面積は多く、主に地方にて問題視されていることがわかります。
そこで私はこの問題になっている竹害を逆に資源として捉える、すなわち竹をアンチヒーローとして、少しでも解決するための研究、活動をしています。
竹の利活用から「バンブーハウス」の日本実現へ
実際に写真を見ていただけると分かる通り、このように加工した竹を商品として販売しています。
この団体では世間に、竹の利活用を提案しています。
また、私はインターン活動の中で、アフリカにあるマラウイという国と交流しました。
そこでマラウイにて竹は家の材料として採用されていることを知りました。
それら二つの活動を通し、竹の家というものが、日本にとって、地方課題の竹害を解決する手助けになると考え、研究に臨んでいます。
この例のように私は海外の知恵を日本に持ち込むことが大切だと考えました。そこで、二つの私の活動を重ね、バンブーハウスの日本実現として研究を進めています!
そこで、実際に竹の家の壁の模型を自分で試作するなど、形から、研究を深めています!
世界の知恵をヒントに、日本の環境を守り残す
将来、実際に海外に行き、目で体験することもしていきたいと考えています。
試作を通して、やはり虫による被害が想定されることや耐久性のことなどデメリットも見受けられましたが、どれも研究を重ねることで、解決することができるものであると考えています。以上が私のおおまかな研究内容になっております。
私が現在行っている研究について詳しくお話ししたいと思います。現在私は竹建築の日本普及を軸として、竹の可能性について研究をしています。
私が所属する団体では、竹を伐採し、それを加工して商品化することで、得た利益でまた竹を切るという持続可能な形で竹害を解決していくことをおこなってきました。また、私は国際交流団体へのインターン活動も併せて行なっておりました。その二つの経験から海外で伝統的に行われている竹建築というものに出会いました。
実際にモデルを作るなど研究を重ねると、虫害の心配や、筋から割れやすいことなど課題点も多く見つかりました。そこで対策を練る必要があり、現在研究しております。
また、竹の可能性としては、竹のセルロースファイバーだったり、アートとして用いることなどまだまだ、竹を持続可能かつ有効的に消費できる、さまざまな可能性があります。私は大学に進学し、セルロース研究や、環境問題そのものについてよく学び、学際的に学びを深めていきたいと思っております。
海外の知恵を日本の地方に当てはめること、厄介者を資源として考えること、この二つを私は念頭に置き、これからも活動していきたいと思います。
最後に私の研究理念をお話しさせていただきます。
それはこの二つ!
厄介者を資源として考える!
世界の知恵をヒントに日本の環境を守り残す!
僕は全身全霊で海外の知恵を借りながら、少しでも日本の環境を変えていきたい、その一心でこれからも活動、研究に励んでいきます。