プロジェクト紹介 Project introduction
エニKASA
- チーム名「花嶋ゼミ」
- ◎学校名/団体名「大阪産業大学」
◎メンバー名「富村悠希、本森彩乃、長井裕都、山本朔也、大西航太、千代森柊吾、畠中秀成、井尻史温、花嶋温子」
エニカサ:傘から始める、やさしい循環
大阪産業大学デザイン工学部環境理工学科の花嶋ゼミです。私たちは、プラスチックの排出削減と、地域環境に対する意識の増進を目的とした取り組みを行っています。日本では年間6000万本のビニール傘が販売されていますが、多くがすぐにごみとして捨てられています。これらの廃棄を減らすために、からエニカサというプロジェクトを立ち上げ、リユースの促進や、廃プラスチックの削減に取り組んできました。エニカサのエニはAnybody、Anytime、Anywhereを意味しており、誰でもいつでもどこでも傘を利用してほしいという願いが込められています。

1本の傘が変える日常と意識― 感謝の声と、乗り越えるべき壁
エニカサは、大学内のオープンスペースに傘置き場を設け、貸出表を用いてコメントを書いてもらうことで、傘を期限付きで自由に借りることができるというものです。また、エニカサで置いてある傘も、忘れ物として届けられて一定期間以上経ったものを利用することで、使い捨て傘の廃棄を減らすとともに、リユースに貢献しています。これにより、年間82本の傘が貸し出され、約37kgのビニール傘節約に貢献しました。また、「急な雨だったが傘を買うお金がなかったので助かった」や「大雨だったが傘がなかったので借りられてよかった」など、学生のみならず教員の方からも感謝のコメントを頂くことができました。そして、エニカサを利用する人にも傘の再利用を通して、環境意識をもってもらうこともできました。
しかし、この活動はいい点ばかりではなく、傘が帰ってこないなどという問題点もあるため、エニKASAの意味をもっと伝えていく必要があります。
一本の傘から始まる、未来の街づくり
またこの活動が、世界最大の無印良品があるイオンモール橿原の方の目に留まり、エニカサの活動を行いたいという言葉を頂くことができました。そして協議を重ねた結果、イオンモール橿原でもエニカサを行うことが決定いたしました。私たちの学内の小さな取り組みからでも、環境活動を続けることで、大きな成果になるということを実感し、もっとこの活動を様々な地域へ広げていきたいと考えるようになりました。これからも私たちはこの活動を続け、プラスチックの削減に取り組んでいくので、是非皆さん応援宜しくお願いします。