プロジェクト紹介 Project introduction
SDGsの基盤となる考え方を身に付ける絵本
- チーム名「くじらのそうすけ」
- ◎学校名/団体名「慶應義塾大学/蟹江憲史研究会、3年」
◎メンバー名「竹原 朱莉」
守りたい環境、創りたい未来をえがく絵本
私は、一人ひとりが「守りたい環境、創りたい未来」のビジョンを持ち、行動する世界をつくりたいと考えています。きっかけは、大学でSDGsに関する研究を行うなかで、ビジョンを持ってキラキラしながら行動している方々に出会い、とても素敵だと感じたことです。その実現に近づくために、社会課題に対するバックキャスティングの思考が課題であると感じました。くわえて、SDGsに寄与する目標を立て、創造性をもって行動していくためには、「SDGsの基盤となる考え方」を身に付ける必要があると考えました。課題解決の方向性に関する大局的な視点である「SDGsの基盤となる考え方」を持てなければ、個々人が「自ら解決方法を考える」ことは極めて難しいからです。そこで、私自身の「考え方の基盤」を形作っていると感じる「絵本」に焦点を当てました。私は、小さい頃に読み聞かせてもらった「くれよんのくろくん」から、「争いや困りごとは、皆が幸せになれるアイデアで解決したい!」という考え方を持ちました。この思いが、この活動の原動力となっています。私も、絵本作りと、広める活動を通じて、一人ひとりが「守りたい環境、創りたい未来」のビジョンを持ち、行動する世界の原動力になりたいです。
子どもたちの心に、SDGsの種をまくーくじらのそうすけと学ぶはじめてのSDGs”ー
私は、「SDGsの基盤となる考え方を身に付ける絵本」として、『くじらのそうすけーはじめてのSDGs』を絵・文ともに制作し、小学校や幼稚園にて読み聞かせとワークを行っています。『くじらのそうすけーはじめてのSDGs』は、絵本作家のしばはら・ち先生から学び、6か月を経て、制作しました。SDGsの全ゴールを網羅しつつも、子どもたちが自然に「基盤となる考え方」を身に付けられるよう、楽しめる「お話」として表現することが、とても難しかったです。小学校や幼稚園にて、『くじらのそうすけーはじめてのSDGs』の読み聞かせとワークを行い、現在述べ約200名の子どもたちに伝えています。小学校における研究授業にも、活用していただく予定です。

小さな絵本の、大きな可能性ーくじらのそうすけ、もっと遠くへ
小学校や幼稚園における読み聞かせを続けつつも、地域のイベント等とのコラボレーションなど、新たな機会を広げていきます。また、現在は自ら印刷を行っており、周知の範囲が限られているため、「出版」を実現したいと考えています。他にも、教材として採用していただく選択肢があれば、ぜひ挑戦したいです。