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プロジェクト紹介 Project introduction

大垣養老高校レンゲ米プロジェクト

チーム名「大垣養老高校レンゲ米プロジェクト班」
◎学校名/団体名「岐阜県立大垣養老高等学校3年」
◎メンバー名「吉倉 英明、安藤 綾希、堀 愛偲、桑原さくら、渡辺翔」

西濃から未来へつなぐ農のかたち― レンゲ漉き込み農法によるハツシモ栽培と環境保全 ―

近年、SDGsが様々な場面で取り上げられているが、農業の現場においても環境調和型農業が求められている。
岐阜県西濃地域は木曽三川が合流する低地帯である。そのため豊富な水と肥沃な土壌を活かした水稲栽培が盛んであり、県の作付面積の3割を占めるため岐阜県の穀倉地帯と呼ばれている。
そのなかでも岐阜県で作付シェア40%をほこり長く県民に愛されているハツシモという品種の栽培が盛んである。
また昔からこの地域で行われているレンゲ漉き込み農法によるハツシモ栽培が行われいる。
レンゲ漉き込み農法は化学肥料に頼らない窒素供給方法として優れている。そこで授業のなかでいろいろと調べていくなかこのレンゲ漉き込み農法によるハツシモ栽培は、この地域に最も適した環境調和型農業ではないかということになり、西濃地域にもっと普及する必要があると考えた。

西濃から未来へつなぐ農のかたち― レンゲ漉き込み農法によるハツシモ栽培と環境保全 ―

「見える化」と「伝える化」で広げるレンゲ米の価値

しかし普及にあたりレンゲ漉き込み農法によるハツシモ栽培の効果についての科学的根拠が乏しいことや、消費者の理解度や認知度が低いという課題が解った。
そこで、土壌の生物性を数値化できるSOFIX土壌診断分析による土壌評価やSNSの発信などを通しでレンゲ米ハツシモの理解、認知度を高める活動を開始し現在も継続中である。

協働によってさらに環境調和型農業の実現へ

この取り組みを地域JA、農家も共同して行うことでよりレンゲ米ハツシモがより地域に根差し環境調和型農業の実現への推進力も増している。