プロジェクト紹介 Project introduction
リンゴ高密植栽培で広げる「ひらか輪」
- チーム名「りんご研究部」
- ◎学校名/団体名「青森県立柏木農業高等学校、3・2学年」
◎メンバー名「木下 結貴/鎌田 紗羅/福士 陸斗」
りんごで世界を変える!
りんご研究部とは、柏木農業高校にある全国唯一の部活動!学校で生産している「柏農りんご」を世界にPR していく活動を行っており、今年度で 11 年目を迎えます。
青森県では、早期多収・効率生産・早期成園化を実現するりんごの高密植栽培の普及を推進しています。
柏農の高密植栽培の取り組みは、私たちの先輩方から始まっています。「第6回 大地の力コンペ2022」では、高密植栽培を普及させるという発表を行い、見事グランプリを受賞しています。そこを皮切りに、平川市、株式会社原田種苗、芳賀信建設株式会社、平川市密植栽培研究会など、多くの団体からご協力いただき、この栽培法に関する取り組みを推進しています。

バトンをつなぐりんごづくり
高密植栽培は、収穫量2倍、成園化は3.3倍早いというメリットを持つ一方、多くの苗木を必要とするため、流通不足が慢性化している現状です。
そこで、私たちは県内で最大手の原田種苗と連携し、全国の高校で初となる、高密植栽培用のフェザー苗木生産の共同研高密植栽培は、収穫量2倍、成園化は3.3倍早いというメリットを持つ一方、多くの苗木を必要とするため、流通不足が慢性化している現状です。
そこで、私たちは県内で最大手の原田種苗と連携し、全国の高校で初となる、高密植栽培用のフェザー苗木生産の共同研究を開始しました。先輩方の代から大切に育ててきたフェザー苗木をしっかりと完成させ、多くの農家さんへ私たちの苗木を届けます。そして、後輩たちへ苗木のバトンをつないでいきます。
苗木生産をしたら、今度は高密植栽培を実践していくことが重要です。私たちは平川市密植栽培研究会と連携して、地域独自の技術「青森式高密植栽培」に挑戦しています。私たちが取り組む「青森式高密植栽培」は、青森の先人たちが培ってきた剪定技術の1つである摘心により、生殖成長を促す方法です。
りんごで青森の歴史をつなげる未来
高密植栽培による「作業の標準化」と、青森県の歴史を紡ぐ「技術の伝承」を掛け合わせることで、私たちにしかできない栽培実践を続けていきます。
私たちが地域産業の基盤を創造し、未来の担い手となっていくために、高密植栽培の活動を続けていきます。