Green Blue Education

プロジェクト紹介 Project introduction

地球の未来に緑と笑顔をいつまでも〜循環資源MAPで持続的な農業を目指して〜

チーム名「京都府立桂高等学校TAFS第2研究群芝研究班」
◎学校名/団体名「京都府立桂高等学校」
◎メンバー名「宮脇 潤、栃木 美空、魚谷 悠人、吉田 逢花、北川 寧菜、藤井 拓実、宮下 絢凪、八重尾 鞠浬、山本 涼」

環境に優しい持続可能な農業を目指して

私たちは、日々の課題研究授業を通して、持続可能な農業についての研究に取り組んでいます。
その中で、化学肥料による環境汚染や温室効果ガスN₂Oの排出、さらには肥料原料の枯渇といった深刻な課題があることを知りました。
そこで私たちは、環境に優しく、リン資源としての可能性もあるMAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)に着目し、MAPの施用方法とN₂O削減効果を明らかにすることを目的に研究を進めました。

環境に優しい持続可能な農業を目指して

MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)による持続可能な肥料革命

MAPと化学肥料を用いて、ミニトマトの栽培実験を実施。MAPを定植2か月前に施用した区では、収量が約1.5倍に増加し、品質も良好でした。さらに、MAP散布区ではN₂Oの排出量も大幅に削減され、MAPの有効性が確認されました。これらの研究成果は大会や体験会、メディアなどを通じて発信し、幅広い世代にMAPの可能性を伝えてきました。

MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)がひらく農業の未来

さらに多くの作物で、MAPが利用できるか研究したいと思います。さらに現在は芝とMAPを使用した耕作放棄地のN₂O削減効果や、ダイズを使用した栽培実験も進めています。
MAPには無限の可能性があると考えています。今ある資源を大切にしながら、未来をつくる。持続可能な農業と脱炭素社会の実現に向けて、研究を続けていきます。