Green Blue Education

プロジェクト紹介 Project introduction

デニッシュエコ活動

チーム名「DANISH PASTRY」
◎学校名/団体名「Tune in DANCE STUDIO 小学生3〜6年生まで」
◎メンバー名 「谷川心優/大迫優月/小林桜穂/秋山桃杏/島倉杏/久保春花」

スポットライトが消えた後、衣装はどこへ行く?

私たちは、ダンスチーム「デニッシュペストリー」です。日々ダンスに向き合う中で、衣装や洋服が一度きりで使われ、そのまま使われなくなっていく現状に違和感を持ちました。特にステージ衣装は、見た目を華やかにするだけでなく、パフォーマンスを支える大切な存在です。にもかかわらず、本番が終わるとそのままクローゼットに眠ってしまうことが多く、「このままでいいのか?」という疑問から、私たちの活動が始まりました。

スポットライトが消えた後、衣装はどこへ行く?

回収、交換、そしてアートへ。服たちの第二のステージ

まず、私たちはダンススタジオ「TuneIn Dance Studio」と協力し、2週間にわたる衣服の循環活動を実施しました。1週目は「服の回収週間」として、家庭に眠る不要な服を生徒や保護者から募りました。ダンスレッスンに来るついでに持ってきてもらうことで、気軽に参加できる仕組みを整え、1週間でなんと73枚もの服が集まりました。

2週目は「リウェアウィーク」と題し、集まった服を使った交換会を開催。子どもから大人まで誰でも参加できる形式で、「欲しい服」と「もう着ない服」を持ち寄り、自由に交換できるスタイルにしました。サイズや好みが合わず交換されなかった服もありましたが、私たちはその服にも注目し、次の活かし方を考えました。

そこで生まれたのが「横断幕アップサイクルプロジェクト」です。私たちのスタジオでは毎年夏のイベントでオリジナルの横断幕を制作しているのですが、今回から交換されなかった服の柄や色を背景デザインに取り入れることにしました。「この布の色、あの時のTシャツかも?」と気づいたとき、服が“思い出”や“つながり”として新たに生きるアートになると考えました。

私たちの“振り付け”で、世界を変える

今後は、この取り組みをスタジオの恒例行事として続けていく予定です。そして、他のダンスチームや学校、地域の団体にも広げていき、「ダンス × 衣装 × 環境」の視点から持続可能な行動を発信していきたいと思っています。