プロジェクト紹介 Project introduction
NEWS AKP(有栖川カッピープロジェクト)~有栖川の妖精カッピーからのメッセージ〜
- チーム名「京都府立北嵯峨高等学校生物部」
- ◎学校名/団体名「京都府立北嵯峨高等学校 生物部」
◎メンバー名「木戸淑裕、長谷川智子、門村渉、合津隼人、山田明樹、村上絢香、加納滉太、小野佑真、中川蒼太、飛松颯太、安野晴翔」
地域とともに歩む科学探究 〜26年にわたる北嵯峨の自然調査〜
京都府立北嵯峨高等学校生物部は、地域の自然環境を科学的に調査・分析・発信することを目的として、嵯峨嵐山地域・北嵯峨田園地帯の自然環境に向き合い、26年間活動してきました。

見つめ、伝え、つなげる自然の声
具体的な活動としては、「校内樹木マップの作成」「北嵯峨田園地帯の植生調査」「琵琶湖北湖・南湖におけるプランクトン分析による水質調査」「北嵯峨田園地帯におけるタンポポの帰化種の侵入状況や開花条件などに関する調査」「有栖川におけるプラナリアの種類と分布に関する調査」「有栖川における付着ケイ藻分析による水質調査」など多岐にわたる研究を行ってきた。中でも、学校前を流れる「有栖川」の流域で水環境に関する調査・研究・情報発信は20年以上にわたって行い、地域、自治体、小学校・中学校・高校・大学などとの連携を深めながら協働して実施してきました。
また、「きょうといきものフェス」や「青少年のための科学の祭典」、「全国ユース環境活動発表大会」「イオンエコワングランプリ」など多くの場で、私たちの活動を発表してきました。さらに、「佛教大学宗教文化ミュージアム」では、「北嵯峨高校生物部の歩み展~豊かな自然環境を守り育てる地域との連携・情報発信を目指して~」と題した常設展示を行っており、これまで行ってきた研究論文やパネル、地域連携などの取り組みを展示しています。
カッピーとつなぐ流域の輪
ここ数年は上記取り組みを「カッパ流域ネットワーク」の取り組みと称し、「カッピー」ことカッパの妖精に扮して、様々な場において、さらなる活動の充実とネットワークの拡大に尽力しています。特に山・里・海の連関を視野に入れたネットワークの拡大は重要であり、いかに多くの方々と情報共有し、協働していけるかがカギになると感じています。